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4月は、1冊だけ読みました(^ω^ 三 ^ω^)
大河ドラマ『花燃ゆ』で吉田松陰について描いているので、
前から好きだった松陰先生について書かれた本を読みたい~!と思って読みました。
古川 薫『吉田松陰 (河出文庫)』
一気読み。面白かった!!
松陰はやっぱりアグレッシヴで、アクティブで、意欲に満ち溢れた賢い人ですね。
思いついたら、とりあえずやるって感じ。最期までその姿勢を貫いてる。
幽閉されても、潰えることのない読書欲はすさまじく、その読書量は本当に見習うべきものである。
また、「至誠」を大切にするのも素晴らしい。感動した。
以前、新選組や高杉晋作の本を読んできた私としては、
「何故彼等が殺しあわなければならなかったのだ…」とか、
いつまでも萩に留まる高杉の無念を思って胸が苦しくなりました。
晩年の松陰も見ていてつらく、色々あって、泣きながら読んだ。
やっぱり、輝き満ち溢れてる頃の松陰先生が一番好きだなぁ。
とりあえず全ては井伊直弼のせいってことにしておきたい(笑)
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白河 三兎『私を知らないで』
ネットでの評価が高く、よく「傑作」という言葉で形容されていたので、ずっと気になっていた作品。
この本を探しに行ったわけではなかったのだが、何か本を読みたいと思って本屋に立ち寄ったら、特に目立つ置き方をしていたわけでもないのに真っ先に視界に飛び込んできたので、なんとなく縁を感じて購入。
【作品紹介】
中2の夏の終わり、転校生の「僕」は不思議な少女と出会った。
誰よりも美しい彼女は、なぜか「キヨコ」と呼ばれてクラス中から無視されている。
「僕」はキヨコの存在が気になり、あとを尾行するが…。
少年時代のひたむきな想いと、ままならない「僕」の現在。
そして、向日葵のように強くしなやかな少女が、心に抱えた秘密とはーーー。
メフィスト賞受賞の著者による書き下ろし。
心に刺さる、青春の物語。
読み終わってから知ったけど、メフィスト賞作家の作品だったのか。
私は《どこか冷めた主人公》ってのは好きだし、《謎めいた美しいクラスメイトの女の子》っていうのも大好きなので、設定は大好物なんだけど、なんだかプロットがある小説という印象だった。
「登場人物が勝手に動くんです」と言う作家はいるけれど、この作品は、予定通りに登場人物が動かされているという感じ。
ところどころわかりにくい文章が見受けられたり、登場人物が生きてない気がした。
私の読んでる時の状況もあるのかもしれないし、説明口調だったせいかもしれないけど、
メフィスト作家にしては感情的じゃないよね。←偏見
展開も読めるし。
でも読ませる文章ではあって、一気に読んだ。
厳しめに書いてるので誤解されると困るのだけど、この小説は面白かったです。とにかく一気に読めるし。
メフィスト作品にあるような、《中毒性》みたいなものは、この作品も持っていると思う。
設定も、プロットも好き。
ただ、作品全体として好きか嫌いかと言われると、期待に反して特にハマるというわけでも、オススメしたくなるというわけでもなくて、何でこの小説がここまで評価を得ているのか、申し訳ないけどちょっとよくわからなかった。
余談だけど、AKB48の小島陽菜もオススメしてるみたいなので、そちらから興味を持つ人もいるのかもしれないですね。
解説は小学校の先生の国語の授業みたいな感じだった(´-ω-`)w
西尾 維新『きみとぼくが壊した世界』
【作品紹介】
奇妙な相談を受け、シャーロック・ホームズが愛した街・ロンドンへと誘われた病院坂黒猫と櫃内様刻。
次々と巻き起こる事件の謎解き合戦が始まった!
これぞ世界に囲われた「きみとぼく」のための本格ミステリ!
世界シリーズの三作目。
ドンデン、ドンデン、ドンデン、ドンデン、シュルンって感じだった。←
やたらと読むのに時間が掛かってしまったぜ。
夢オチというか、今まで一生懸命読んだのを無(完全な無ではないけど)に返されまくる感じが、読んでて途中で嫌になっちゃった。
事件自体は大したものじゃないんだけど、作っては壊し作っては壊す感じが、買ったばかりのルービックキューブで遊んでるみたいな。
西尾維新の蛇足作品って感じ。
石田 衣良『4TEEN』
【内容紹介】
第129回(平成15年度上半期) 直木賞受賞
銀座から地下鉄で10分、木造の長屋ともんじゃ焼きとスカイラインを切り取る超高層マンションが調和して共存する町・月島。
この町で僕たちは恋をし、傷つき、死と出会い、いたわり合い、そして大人になっていく…。
180センチ、100キロの巨漢、ダイ。
ウェルナー症候群という難病のナオト。
勉強が得意なジュン。
かっこいいことを言ってもどこかイケてない、テツロー。
14歳の中学生4人組が1年間に出会った8つの瑞々しい物語。
石田衣良さんは「リバース」を読んで、IWGPをドラマで観たけど、
どちらも「途中までものすごく面白いのに、ご都合主義で終わらせるんやなあ…」という印象だった。
今作は直木賞受賞作。
四人の少年の物語であるが、主人公テツロー目線で楽しく読めた。
相変わらず読みやすい。
他人の問題は客観視できるけど、自分のことはわからないというか、
テツロー目線だから彼自身がどんな魅力を持つ人物なのかわからなかった(本人は「自分は平凡で普通」という認識だが果たして?)。
誰しもそんなもんかねえ。
しかし皆、14とか16とか、それぞれイメージがある年代よなあ…
とか思いながら読んでいたが、本当に『6TEEN』も出ているらしい。もういいよ(笑)
最終章の書き下ろし、まとめ的な部分になると、
小説で教訓ぽい説教じみたことでまとめられるの苦手な私は「キタキタ」と思ってしまったけど、
別に悪いこと言ってるわけじゃない。
ただ私が苦手なだけ。 教訓を求めるな!
個人的に今まで持ってた石田衣良さんの悪いイメージは払拭出来つつあった作品だった。
ただ、これまで自分が、大きい賞を受賞した作品を ことごとく読んでこなかった人間なので、
「へえ、こういうのが直木賞取るのか」とか思いながら読んでしまいましたてへぺろ☆(・ω<)
それに、やたらと実在する店舗名やブランド名なんかをバッチリ書くのは、
想像上の創作とはいえ、リアル感を演出して、読者に、物語をより身近なものとして捉えてもらえるためなのかな。スポンサーとかじゃないよね。
それとも、他の著作との関連アピールなのか。
あと、全然関係ないんだけど、
友達の名前、小野大輔ってwwwwwwwwww
別にいいんだけど気になったwwwwwwwwwwwww
しかもデブキャラだったから笑えたm9(^Д^)プギャー!
やふーん!꒰◍'౪`◍꒱۶✧˖°
chipuですおすお。
11月は、エッセイに追われてて
読書禁してたので
全然本読めなかった(^ω^三^ω^)
短いのを、
青空文庫にて二冊(^ω^三^ω^)
小川 未明『ものぐさじじいの来世』
完全にタイトル読み。
だって「ものぐさじじい」って、インパクト激しすぎるやろ( ゚д゚ )
何故か、本編ではそんなじじいとか暴言吐かない。
結局、面倒くさがりで、
良いことも悪いこともしなかったおじいさんが、
…そのまま死んだって話(^ω^三^ω^)
雲は走り回るから忙しいっていう神様の解釈は、自分の中で新しかったかな。
だって雲は、風にその身を流されてるだけだと思ってたから(^ω^三^ω^)
生まれ変わっても、その人はその人ってことなのかなー
レミ・ドゥ・グルモン『わるい花』
上田敏 訳
私が斜め読みしたせいもあるんだろうけど
ごめんなさい、よくわかんなかった(^ω^三^ω^)
ある男が「愛の匂いがする」って花屋に入って行くんだけど、
結局ケチつけて終わったように感じたのは、
僕の読みの浅さなんでしょう(^ω^三^ω^)
まあ、それだけじゃないんだけどね!
でも翻訳もの読んだのも久しぶりだから、
なんだか、ぷはーって感じでした。
息抜きに読む類じゃなかったかも。
過去の愛の思い出は振り返りたくないんだけど、
それを思い出してしまうようなものを見つけると、
懐かしくなる気持ちもあるが、
それを抹消してしまいたい気持ちに駆られもする。
それは、他の人にとっては何でもないものなんだけど、
その人にとっては、思い出の付随する特別なものである。
そのようなものに偶然にも出くわしてしまうことは、
避けられないことではあるんだけど
でも、それを思い出してしまうようなものがここにあったなら
念のためこの道はもう通らないようにしよう
二度と同じ轍は踏むまいよってことなんですかね(^ω^三^ω^)
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