※下ネタ注意




私は本屋にいた。


すると、ふと通りがかったコーナーにこんなタイトルの本を見つけたんだ。
『ペニス愛撫大図鑑』。



「………」

私は、静かにスルーした。



隣りの棚には、太宰治や白洲正子さんの資料付きの本、言いまつがい本などが並んでいる。

「何故この並びに……」


真面目に日本の文化を伝える本の横に並ぶ、官能小説や異端医師の本（女医の教える本当に気持ちのいいなんちゃら、○○にはご用心！など）。



「ほほう、なにゆえ…」

確かに本屋さんのスペースも限界がある。
この並びでないと収まらなかったのだろう。



太宰の本に目をつけながらも、先程目に入った例の本が隣りの棚からじっとこちらを見ている。

＜●＞＜●＞



ひしひしと沸き上がる、「私、気になります！」の気持ち。
私の中の千反田えるが覚醒しつつある瞬間である。


よく考えてみると、愛撫に関することだけで一冊の本を作り上げているのだから、相当な内容量か同じことの繰り返しか、ふたつにひとつである。


それに普段、「ぺろぺろ(ω´∀`ω)」を連発している私にとって、この本は熟読しなければならない対象なのではないだろうか。


ここで、

なんだこの本ワロス！！
ﾌﾟｷﾞｬｰしてやんよ
　　∧＿∧
　 (　^Д^)＝9m≡9m
　 (m9　≡m9＝m9
　 /　　　) 　ﾌﾟｷﾞｬﾌﾟｷﾞｬﾌﾟｷﾞｬﾌﾟｷﾞｬｰ
　 ( /￣∪

などとネタにして立ち去ることなど誰にでも容易く出来る。



「無理しないとヒーローにはなれないだろ！」と、銀河機攻隊マジェスティックプリンスのヒタチ・イズルも言っていた。


漢には、闘わねばならない時があるんだ…！

意を決して私はその本を手にとった。



なんかわかんないけど、表紙やべえええ

生ダッチワイフって何だよううう



この時点で中身の想像がまったく出来ない。




さっさとこの闘いを終結させねば…(*;;΄;◉;;◞౪◟;;◉;;)



私は、適当なページを開いた。パーン！


私の目の前に広がるのは、裸体の女性がこちらに尻を向けて寝そべっている写真だった。

写真…だと…？！？！？！



予想だにしなかった展開に、私は思わず「わぁっ！？」と声を出していきおいよく本を閉じ、棚に押し戻した。



－－完－－






え、終わりですけど？
何か？(^ω^三^ω^)


いやー、
自分で思ってたより自分純情だったわー
純情可憐チルドレンだったわー



まさかあそこで声が出てしまうとは…油断したぜ(^ω^三^ω^)
やだ、声が出るとか卑猥///




まあ、これで終わるのも不服だったので
あとでアマゾンヌ先生で検索したり、読書メーターで検索してみたが、レビューが何も出てこない。

なにこれ未知。



誰か、いつかこの本に出会ったときは是非やっちまってくだせえ！(^ω^三^ω^)





ちなみにアマゾンヌ先生の在庫欄に同じ著者の『女性器愛撫マニュアル』というものもあって、そちらにはレビューがあったので拝見してみたら

「200人を超える相手への、筆者言うところの実地体験取材（＝SEX）をベースにまとめられており、テクニック集としてかなり信頼できるものと考えます。」

とか書いてあった( ﾟдﾟ )



……！？




君たち、熟読したまえ。

m9(^Д^)ﾌﾟｷﾞｬｰ！



ガチ下ネタサーセンっした！！
chipuでした。


Пока！

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